伊達悠太、38歳バースデー&追撃盤発売記念パーティー開催! ビックスマイルと涙で誓う夢への挑戦
伊達悠太が、11月18日、東京・パームス秋葉原で11月30日に迎える自身の38歳の誕生日と、翌日に控えた最新曲「逢えなくていいから」追撃盤の発売を記念したライブパーティーを開催。駆けつけた多くのファンを前にこの1年の活動を振り返りながら、改めて感謝の思いとさらなる挑戦への意欲を語った。

「たくさんの方々にこうしてお越しいただいて、本当に幸せ者でございます。今日は倍返しができるように、一生懸命最後まで歌わせていただきたいと思います。食べて飲んで、そして観て楽しんで帰っていただけたらうれしいです」
ハスキーな歌声と弾けるビッグスマイルが魅力の伊達。そして“歌謡界のファッションリーダー”の名にふさわしく、洗練されたモノトーンのツイードスーツに身を包みステージへ登場すると、ライブは前作「サバイバル・レイディー」で勢いよくスタートを切った。
「22年前に16歳で北海道から上京し、早いものでいまでは東京での生活の方が長くなりました。それだけ一歩一歩、階段を上って大人になっているんだなと思います」と振り返りながら、37歳から38歳への節目を迎え「もっと色気のある男性になりたい」と笑顔を見せた。

オープニングナンバーの「サバイバル・レイディー」は、伊達が敬愛する作曲家・杉本眞人氏が手がけた作品。昨年大きな話題を集めた。
「2017年にテイチクレコードに移籍をさせていただいたときから、ずっと”杉本眞人先生の歌が歌いたいです”と言っていたんですけど、当時まだ早いと言われまして…。次の曲がやっとの思いで作っていただいた作品です」
最新曲「逢えなくていいから」をはじめ、これまでに伊達の新たな魅力を引き出した作品たちを授けてくれた杉本氏との出会いは、まさに音楽人生の”転機”となった。杉本氏が初めて提供した「涙のララバイ」、伊達にとって週間演歌・歌謡曲ランキングで自身初の1位を獲得した記念すべき楽曲「土砂降りの雨だから」を、2曲続けて披露した。
さらに、「杉本先生といえば、僕の中では=(イコール)ちあきなおみさんなんです」と話し、ちあきへの敬意を込めて「役者」「かもめの街」を情感豊かに歌い上げ、会場を魅了した。


「大変恐れ多いんですけれども、杉本先生に”お前に男バージョンのちあきなおみになってほしいんだよ”と、そんなありがたい言葉をいただいたことがあります」。大切に胸へしまってある思い出を明かすと大きな拍手に包まれた
中盤では、今年の夏に出演した韓国で高視聴率を記録した音楽オーディション番組『現役歌王』の日本版『現役歌王JAPAN』での挑戦を赤裸々に語り、「最初は緊張で手が冷たくなるほどでした」と笑いを交えながら、日本と韓国で行われた厳しいオーディション体験を吐露した。

『現役歌王JAPAN』で歌唱した「酔っぱらっちゃった」「人生一路」、都はるみの「ムカシ」を力強く歌い上げた
また、共演したアーティストのJIN PARKが、一生懸命演歌を覚えて歌ったにもかかわらず、最終的に落選してしまったことに対する思いに触れ、「彼の頑張りに応えたいと思い、敬意を込めて一生懸命覚えてきました」と椎名林檎の「罪と罰」を初披露。歌い終えると「これまでの中でも5本の指に入るくらい難しかった!」とはにかんだ。

後半は、オリジナル曲をたっぷりと届け、明日19日に発売となる「逢えなくていいから」の追撃盤に収録された新曲「夜叉の岬」を熱唱。同曲は、日野浦かなで氏が作詞した、主人公の男性の夜叉となってでも愛する女性を守りたいという強い献身を歌った楽曲だ。
しかし、その女性には相手がおり、その愛が成就することはない。タイトルの”岬”は「行き止まり」を象徴し、主人公の行き場のない愛や強い想いを表現している。
作曲は、シンガーソングライターとしても活躍する鳥羽一郎の長男・木村竜蔵氏が手がけ、「本当にカップリングにするにはもったいない素敵な作品をいただきました」と、自信をのぞかせた。

最後に、「不器用な人間なもんで、ここまで来るのには相当な時間がかかったと思います。でも、目指すところはもっともっと高いところにあって、いつかはやっぱり紅白に出たい」という夢を語りながらも、「僕には支えてくださるたくさんの方々がいます。何の恩返しもできないまま、いまここに立っていますけど、いつの日か皆さんに『伊達悠太を応援してよかった』と言ってもらえるよう、これからも一生懸命歩んでいきます」と、涙を浮かべながらまっすぐな感謝の言葉で締めくくった。

アンコールでは、「一目惚れのブルース」「宵闇街道」と伊達の真骨頂を見せつけるパワフルな歌声を響かせ、温かな拍手の中、感動と笑いに満ちたステージは幕を閉じた。

◾️セットリスト
M1 サバイバル・レイディー
M2 涙のララバイ
M3 土砂降りの雨だから
M4 役者
M5 かもめの街
M6 酔っぱらっちゃった
M7 人生一路
M8 ムカシ
M9 罪と罰
M10 純愛〜じゅんな〜
M11 愛の歌をバラードと呼ぶなら
M12 逢えなくていいから
M13 夜叉の岬
Enc. 一目惚れのブルース
Enc. 宵闇街道
NEW RELEASE!!
2025年11月19日発売
伊達悠太「逢えなくていいから」【追撃盤】

「逢えなくていいから」
作詞:朝比奈京仔 作曲:杉本眞人 編曲:猪股義周
c/w「夜叉の岬」
作詞:日野浦かなで 作曲:木村竜蔵 編曲:矢田部 正
テイチクエンタテインメント TECA-25057 1,550円(税込)
2025年7月9日発売
伊達悠太「逢えなくていいから」

「逢えなくていいから」
作詞:朝比奈京仔 作曲:杉本眞人 編曲:猪股義周
c/w「宵闇街道(よいやみかいどう)」
作詞:朝比奈京仔 作曲:杉本眞人 編曲:猪股義周
テイチクエンタテインメント TECA-25021 1,550円(税込)


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