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「みんなの歌謡曲」主催『みんかよ音楽祭』に明日のスターを目指す全12アーティストが出演。東日本大震災の復興応援ソング「花は咲く」を全員で合唱

演歌・歌謡曲の最新情報を毎月無料で全国に届けている月刊フリーペーパー「みんなの歌謡曲」(略称・みんかよ)が主催する『みんかよ音楽祭』が3月11日、東京・中野区のなかの芸能小劇場で開かれた。

『みんかよ音楽祭』は、毎回バラエティーに富んだ多くのアーティストが出演して演歌・歌謡曲ファンの人気を博している音楽イベント。今回は、明日のスターを目指す五十嵐隼人、今井三枝子、大山まり子、国広なお、高石かよ子、茶々、平浜ひろし、星かおり、松崎かつみ、松永あつし、山口さわ美、吉宗たつみの全12アーティストが出演。高木ちえ美が司会を務め、前半はオリジナル曲、後半はヒット曲のカバーという二つのコーナーに分けて構成された。

前半は、トップバッターの五十嵐が「愛は蜃気楼」をはじめ、今井が「そうよ人生福袋」、大山が「涙のシャンパン」、国広が「わがまま」、高石が「雪螢」、茶々が「ソウル発」、平浜が「男の幾山河」、星が「許されるなら」、松崎が「秩父恋唄」、松永が「時の詩」、山口が「雪ん子の女」、吉宗が「人生」と、それぞれのオリジナル曲を熱唱。その前半のラストは、出演者全員がステージに勢ぞろいし、いまから14年前の2011年3月11日に発生した東日本大震災で被災した人たちを追悼して、出演者と観客が全員で黙祷を行った。

福島・喜多方市出身の平浜は「早いものですね。14年があっという間です。私は会津のほうなんですが、親戚が浜通りや相馬あたりにたくさんいましたし、とくに福島は原発で大変な被害を受けました。会津も風評被害で観光に大きな損害を受けました。多くの方々のご協力で皆さん、何とか頑張っているようですが、復興はまだまだこれからです。東日本大震災は15,900人もの方が亡くなられた戦後最大の自然災害で、行方不明者も2,500人を超えるそうですが、私たち歌手にできることは、歌を通して皆さんを元気づけることです」とあいさつし、震災の復興を応援するために作られたチャリティーソング「花は咲く」を全員で合唱した。

後半は、カバー曲から五十嵐が「ひばりの佐渡情話」、今井が「花も嵐も」、大山が「望郷新相馬」、高石が「連絡船の唄」、平浜が「夢追い酒」、星が「愛は腕の中」、松崎が「命の花よ」、松永が「最後の川」、山口が「酒にひとりごと」、吉宗が「好きだった」、国広が「瀬戸の花嫁」を披露するなど、前半と合わせて全35曲のバラエティーに富んだプログラムで最後まで客席を楽しませた。

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