「すごく楽しい幸せな25年を歩かせていただいた」。川野夏美が歌手生活25年の歩みを振り返るスペシャルコンサートを開催!
川野夏美が、10月28日、東京・ティアラこうとう 大ホールで『川野夏美コンサート2023〜25年の歩み〜』を開催した。
1998年に「あばれ海峡」でデビューした川野。長年愛し支え続けてくれた多くのファンに囲まれる中、デビュー曲をはじめ「雲母坂〜きららざか〜」や「悲別〜かなしべつ〜」、20周年を迎えた2018年にリリースした「孔雀の純情」など、川野の歌手人生を彩ってきた思い出深い代表曲や、豪華なバンドサウンドに乗せて「圭子の夢は夜ひらく」「夜間飛行」など、憧れの女性歌手の名曲までバラエティーに富んだ全27曲を熱唱。多彩な作品を通し、ひとすじに歌を届けてきた歌手・川野夏美の軌跡を改めて示すように、この日限りのスペシャルなショーを繰り広げた。
この日の見どころのひとつは、現在NHKの朝ドラでもモチーフとなっている話題の”ブギの女王”笠置シヅ子をトリビュートした『笠置シヅ子ブギウギメドレー』。「笠置シヅ子さんといえば、パワフルなエンターテイナー。挑戦してみたかった曲が何曲かあって、たまたま朝ドラ(『ブギウギ』)が始まったということもあり挑戦することにしました。ダンスも披露しますので目でも楽しんでいただき、元気になっていただけたら」と話し、「東京ブギウギ」を皮切りに「銀座カンカン娘」「ヘイヘイブギー」など、ダンサーをしたがえて華やかなパフォーマンスを披露し観客を楽しませた。
そして、アンコールでは26年目のスタートにめぐり合った、10月25日にリリースしたばかりの新曲「裏窓の猫」をしっとりと歌い上げた。
「”本当は寂しい”とか”もっと甘えたい”という気持ちを胸の奥に秘めながらも、強がって綺麗に別れた女性の思いを、裏窓でずっと”あなた”のことを待っている猫にたとえた、情景がフワッと浮かぶようなドラマチックな歌です。大人のラブソング、切ない歌も以前よりは肩の力を抜いて挑めるようになってきたような気がしています。終わりのところに出てくる「ミャアと鳴く」というフレーズがとても印象的なので、いろいろな「ミャア」を表現して楽しんで歌っていただけらうれしいです。応援よろしくお願いいたします」
25年の年月に思いを馳せながらも、新たな道を歩み出す決意を秘めた晴れやかな笑顔でステージを締めくくった。
「いままであまり自分の歩みを振り返るようなことをしてこなかったのですが、すごく楽しい、幸せな25年を歩かせていただいたなぁと思っています。歩んできた道にはいつも支えてくださる皆さんがいてくださって、だからこそいろいろなことに挑戦させいただけたり、のびのびと歌わせていただける場を作っていただけたり。そういう支えがあっての、本当に皆さんのお力なしでは来られなかった25年だったなと思います。本当にありがとうございます」
温かなファンの拍手と声援に包まれる中、最後まで感謝に満ちた力強い歌声を届けた川野。年々輝きを増すその姿から今後も目が離せない。
NEW RELEASE!!
2023年10月25日発売
川野夏美「裏窓の猫」
「裏窓の猫」
作詞:石原信一 作曲:徳久広司 編曲:佐藤和豊
c/w「 灯ともし頃のセレナーデ」
作詞:石原信一 作曲:徳久広司 編曲:佐藤和豊
日本クラウン CRCN-8612 1,500円(税込)
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