【カラフル現場放浪記】LAST FIRSTが6周年記念ライブ開催。ファンと刻んだ絆と未来への誓い
3人組ボーカルグループ・LAST FIRSTが、11月20日、東京・ラドンナ原宿で『6周年記念ライブ』を開催した。2019年のメジャーデビュー以来、着実に歌謡界の大海原を進み続けてきた彼らのこれまでの軌跡と、未来への想いが詰まった全13曲の熱唱に会場は温かな感動に包まれた。
祝・6周年!節目に贈る、凝縮された珠玉のステージ
ライブは「カンチョリーッス」でにぎやかに幕を開けた。続く「一期一会」「Try and Cry」と、グループの歴史を物語る楽曲が並ぶ。「Try and Cry」は、インディーズ時代に配信リリースした楽曲。彼らが初めてPVを撮影した作品でもあるという。当時の初々しさと現在の成熟した歌声が重なるような、6年間の成長を感じさせる瞬間となった。


リーダーのYOSUKE
「いろいろな出会いがある中で、一つひとつのライブが僕たちの繋がりの一瞬だと思います。その中で出会っていただいた方が、今日こうして来ていただいたり、配信で観てくださっているということをかみしめながら、歌っていきたいと思います」(YOSUKE)
MCを挟んで披露された宇多田ヒカルの「First Love」、ちあきなおみの「喝采」では、3人の美しいハーモニーが会場を包み込んだ。

OSA
OSAが「ボーカルグループでこの曲をカバーしてるのってあまりいないと思う。3人で歌う意味がないといけないから、どういうアレンジがいいか考えて、ボーカルグループが歌う『喝采』だから、初めにコーラスを入れた。僕はこの曲のアレンジがすごい好き。歌っていて気持ちいいです」と話すと、「みんながカバーするには恐れ多いというハードルが高い楽曲に挑戦しといて良かったなって、いま思います。僕らのスキルアップにもつながりましたし、ハートがね、少し強くなったような気がします」とGACKY。楽曲そのものへのリスペクトと、カバーに臨むときの誠実さ。その両方が、彼らの表現力をより豊かに押し広げていることを強く印象づけた。
弾き語りで届ける新たな楽曲の魅力
中盤のハイライトは、リーダー・YOSUKEのギター演奏で聴かせる3曲のパフォーマンスだ。シャンソンの「オー・シャンゼリゼ」、歌謡曲の「さらば恋人」、そして彼らのオリジナル曲から「少年」と、それぞれジャンルも趣きも異なる楽曲を弾き語りスタイルで情感豊かに届けた。

生音の素朴さとボーカルの繊細な表情が融合し、会場には静かな感動が広がった。作詞作曲を手がけたYOSUKEが「皆さんのね、幼いころの気持ちをもう一度この曲を通じて振り返っていただけたら」と話した「少年」のアコースティックVer.は、オリジナルの壮大なサウンドとはまた違った温もりがあり、かつての自分たちと現在の姿を重ね合わせるような歌詞が、心に余韻を残した。

GACKY
力強く示したさらなる高みへの決意
「6年前に航海をスタートしたんですけども、いろいろなところからこの僕たち・LAST FIRSTという船に乗船していただいたと思います。デビュー前からもね、木の手漕ぎ船に乗ってくれた方もいます。立派ではないですが(いま応援してくれている)これくらいの人数が乗れるぐらいの船になったんじゃないかなと思います。僕たちがしっかり売れることが、皆さんへの恩返し。まだまだ6年目という気持ちで突き進みたいと思います。よろしくお願いします」

ずっと応援を続けてきたファンへ向けた、メンバーの感謝の言葉。そう語る声には、ファンとの絆、確かな信頼がにじんでいた。
そして終盤を迎えるころには、3人の歌声もひときわの熱を帯びていた。最新曲「DO IT!〜夢恋人〜」、そしてラストナンバー「ラ★フェスタ」では、全身でエネルギーを放出するダンスパフォーマンスにボルテージも最高潮に。会場中が一体となり盛り上がった。6年間の感謝を胸に刻みながら、さらなる未来へと進む意思を力強く宣言し本編は幕を閉じた。



アンコールでは、メジャーデビュー曲「応援歌」を、再びYOSUKEのギター弾き語りで披露。この曲も、彼らとファンの絆を象徴する宝物。YOSUKE、OSA、GACKY。3人が全身で届けるエネルギーとまっすぐな歌声がステージを揺らし、応援してくれる全ての人々への感謝と、これからも一緒に歩んでいきたいという想いが、シンプルながら力強く届けられた。

「僕たちはこの6年間いろいろありましたが、LAST FIRSTという名前でね。”終わりは始まり”という思いでやってきました。本当に、日々の中で終わるものと、そこからまた始まるものがたくさんあると思うんですけども、これから7年目を思いっきり走っていきたいと思います。ここからもっと高みを目指したい」

紆余曲折がありながらも、丁寧に積み重ねてきた音楽への情熱は消えない。LAST FIRSTの聴く人の心に深く届く歌声は、節目を経てまた新たな航路へと舵を切った。この”船”は、これからも仲間とファンとともに、大海原を力強く進んでいくだろう。
◾️1st セットリスト
M1 カンチョリーッス
M2 一期一会
M3 Try and Cry
M4 First Love
M5 喝采
M6 オーシャンゼリぜ
M7 さらば恋人
M8 少年
M9 ココナナ
M10 いつかの場所
M11 DO IT!〜夢恋人〜
M12 ラ★フェスタ
Enc. 応援歌
NEW RELEASE!!
2025年6月25日発売
LAST FIRST「DO IT!~夢恋人~」
【Type A】

「DO IT!~夢恋人~」
作詞:大蔵 作・編曲:大隅知宇
c/w「ラ★フェスタ」
作詞・作曲:YOSUKE、OSA、GACKY 編曲:海津信志
日本コロムビア COCA‐18285 1,500円(税込)
2025年6月25日発売
LAST FIRST「DO IT!~夢恋人~」
【Type B】

「DO IT!~夢恋人~」
作詞:大蔵 作・編曲:大隅知宇
c/w「ココナナ」
作詞・作曲:YOSUKE、OSA、GACKY 編曲:海津信志
日本コロムビア COCA‐18285 1,500円(税込)
CHECK!!
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LAST FIRST OFFICIALInstagram
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