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【ライブレポート】松阪ゆうきが10周年記念コンサート開催!「この10年で今日が一番幸せ」

松阪ゆうきが9月16日、東京・目黒区のめぐろパーシモンホールでデビュー10周年記念コンサートを開催した。袴姿で響かせた民謡や舞踏家・花園直道との華麗なコラボ、後半は7名の豪華バンドメンバーを従えて昭和ポップスのカバー、岡田美里とのデュエットなど全24曲を熱唱。まさに、これまでの10年の軌跡と輝く”これから”を感じさせる圧巻のステージを繰り広げた。

”スーパーハイブリッドシンガー”の真骨頂

松阪は、名門・武蔵野音楽大学を卒業後、ミュージカルの舞台に立つかたわら、2012年より民謡界のレジェンド・原田直之氏に師事。2015年に「ふるさと帰り」で歌手デビューを果たした。民謡から演歌・歌謡曲はもちろん、オペラ、ポップスなどジャンルを超えて自在に歌いこなす本格的な歌唱力で、“スーパーハイブリッドシンガー”として大きな注目を集めている。

残暑厳しい中、全国各地より松阪を祝うために駆けつけた大勢のファンを前に、前作「黄昏のシルエット」の軽快なリズムに乗りコンサートはスタートを切った。

「10周年のコンサートを開くことができて、とてもうれしいです。限られた時間ではありますが、精いっぱい歌わせていただきます」

笑顔を見せると、一部ではこれまでのオリジナル曲や、袴姿に着替え福岡県民謡「黒田節」、津軽三味線・和太鼓の音色とともに「無法松の一生」などを披露。民謡・演歌の世界観に包まれるステージながら、松阪ののびやかな声と所作には凛とした色気が漂い、観客を魅了した。

また、舞踏家で歌手の花園直道がサプライズで登場し、松阪の歌声に華やかな踊りを添えてステージを盛り上げた。

松阪と共演経験も多いという花園は、「目黒をウォーキングしてまして…この会場に着きました(笑)。ゆうきくんとは日本全国津々浦々行かせていただきましたね。お世話になりました。僕がもっとも尊敬しているアーティストのひとりでございます。これからもよろしくお願いします」と、温かいメッセージを送った。

続けて、9月17日にリリースされたニューアルバム『松阪ゆうきプレミアムベスト』の中から、細川たかしの「望郷じょんから」や伊藤久男の「イヨマンテの夜」など、本領を発揮の会場を揺るがすような迫力ある歌声を届けた。前半から“スーパーハイブリッドシンガー”の真骨頂を惜しみなく見せつけ、一気に松阪ワールドへと誘った。

 

歌手仲間、大先輩から届いた“祝福とエール”

二部では、豪華な7名のバンドメンバーをしたがえて、迫力のある生演奏をバックに昭和歌謡の名曲やヒット曲の数々を届けた。

コンサートの途中にはスクリーンにビデオメッセージが映し出され、親しい後輩の原田波人や同じくデビュー10周年を迎えている三丘翔太、羽山みずき、そして三山ひろしやテレビ番組やコンサートでも数多く共演している由紀さおりから祝福の言葉が贈られた。「いま初めて拝見しました。ありがとうございます」と、松阪はうれしそうに顔をほころばせた。

さらに、同じ事務所に所属する岡田美里が花束を持ちステージへ駆けつけた。二人は先日惜しまれつつ他界した橋幸夫への思いを語り、哀悼の意を表して代表曲「いつでも夢を」をデュエット。観客も一緒に口ずさみ、感動のひとときとなった。
岡田から「10年で一番うれしかったことは?」と尋ねられた松阪は、「いろいろなことがありましたが、やっぱりこうして歌えている今日が一番幸せです」。しみじみと語り笑顔を見せると、温かな拍手に包まれた。

後半には、由紀さおりの「挽歌」や加藤登紀子の「百万本のバラ」など女性歌手の名曲カバーや、シティポップへの挑戦も見せた松阪。凛々しさの中にセクシーさをにじませたパフォーマンスに、ファンは心ゆくまで酔いしれた。



「日本語のタイトルだと『愛を感じて』。エルトン・ジョンが歌っている『ライオン・キング』の曲です。ジョンは自分でピアノを弾いて歌われるので、今日は僕もそんな感じでお届けしたいと思います」

ディズニーの名曲「Can You Feel the Love Tonight」では、自らピアノを弾きながら英語で歌い上げた。
圧倒的なその表現力。静寂の中に、松阪が発する音だけが大きく響きわたった。

 

感謝の想いにあふれた感動のフィナーレ

「うちの祖母はいま99歳なんですよ。来年の1月で100歳。皆さんもぜひ100歳を目指して頑張りましょう!」



ラストは、ニューアルバムの最後に収録されている松阪が作詞を手がけた「僕のおばあちゃん」。幼いころの思い出をベースに、祖母への深い愛情を歌った感動的なナンバーで本編を締めくくった。
だが、大きなアンコールが鳴り止まず松阪はステージへ再登場。最新曲「まにまにのまに」をバンドバージョンで歌いながら客席をラウンドし、短い時間ながらもファンと心を交わした。

「支えてくださるスタッフ、社長、本当にありがとうございます。今日は自分がやりたいことをやりなさいといって、背中を押してくれた両親も来ています。そして、こうやって歌えているのは、皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。これからまだまだ皆さんとともに、元気に歌っていけるように頑張りたいと思いますので、どうぞ応援のほどよろしくお願いいたします」

今後への目標を語ったあと、自作の「ありがとう、あなたに」で改めて深い感謝の想いを届け、感無量の表情でステージを後にした。松阪は、12月24日に東京・墨田区の東武ホテルレバント東京で毎年恒例となっているクリスマスディナーショーを開催する。

▪️セットリスト
M1 黄昏のシルエット
M2 遥かな人よ
M3 好きだよ
M4 黒田節
M5 令和夢追い太鼓
M6 無法松の一生~度胸千両入り~
M7 望郷じょんから
M8 津軽恋女
M9 イヨマンテの夜
M10 ふるさと帰り
M11 ルビーの指環
M12 恋人も濡れる街角
M13 襟裳岬
M14 いつでも夢を
M15 挽歌
M16 百万本のバラ
M17 アカシアの雨がやむとき
M18 プラスティック・ラブ
M19 Make-up Shadow
M20 Can You Feel the Love Tonight
M21 花の時・愛の時
M22 僕のおばあちゃん
Enc. まにまにのまに
Enc. ありがとう、あなたに

 

 

NEW RELEASE!!

2025年6月11日発売
松阪ゆうき『松阪ゆうきプレミアムベスト』

【収録曲】
ふるさと帰り
イヨマンテの夜
白い花の咲く頃
無法松の一生~度胸千両入り~
お嫁においで
津軽恋女
君は薔薇より美しい
そっとおやすみ
また逢う日まで
僕のおばあちゃん

徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCA-75296 2,200円(税込)

2025年9月17日発売
松阪ゆうき「まにまにのまに」

「まにまにのまに」
作詞:大柴広己 作曲:大谷明裕 編曲:西村真吾
c/w「恋花火」
作詞:友利歩未 作曲:大谷明裕 編曲:西村真吾
徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCA-91625 1,500円(税込)

 

CHECK!!

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