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【カラフル現場放浪記】小山文彦 メジャー1stアルバム『くもりのち雨ときどき晴レ』リリース&Birthday party

精神科医&シンガーソングライターの2つの顔を持つ小山文彦さんが、東京・大岡山のライブハウスGOOD STOCK TOKYOでメジャー1stアルバム『くもりのち雨ときどき晴レ』リリース&Birthday partyを開催されました。その模様をレポート!

 

 

夢を追い続けて手にしたメジャーデビューから一年。新たなスタートを切るアルバムが完成

写真左よりピアノ・和田春彦、小山文彦、ギター・黒澤和貴

若いころから音楽に魅せられミュージシャンという夢を追い続けてきた小山は、昨年3月に念願だったメジャーデビューを果たした。一週間前の3月16日に63歳の誕生日を迎え、年齢でいえば遅咲きといえるがそのぶん、小山が紡ぐ歌詞やメロディーには、長年精神科医として多くの人々の心に寄り添ってきた経験に裏打ちされた説得力がある。そのことは、独特の世界観を持つ小山の作品たちがデビュー以来、世代を問わず多くの人々に支持されチャートをにぎわせていることからもうかがえる。

3月19日にリリースしたアルバム『くもりのち雨ときどき晴レ』は、メジャーデビュー作品「きみがいた/きみに春がくる」をはじめとした”きみ”シリーズ4曲とインディーズ時代の2曲、そしてこのアルバムのために書き下ろした2曲など、シンガーソングライター・小山文彦の過去・現在・未来を物語る全8曲を収録している。「日頃みんなそれぞれの物語の主人公で、人生は”曇りのち雨”みたいな日が多いけれど、時々晴れたらそれで”ま、いっか”。そう思えるような音楽を並べました。曲調も、それぞれ天気のようにバリエーションがあるので、この2つの意味でこのタイトルをつけました」(小山)。不安定だけれど愛おしい人生のシーンを、小山らしい目線で切り取った作品が詰まった一枚となった。

ライブは「きみに春がくる」からスタート。「皆さん、本当に今日はありがとうございます。こんなにたくさん来てくれたので明日は桜が咲くんじゃないかな。僕ら頑張りますから、ゆっくり楽しんでいってください」。発売早々にソールドアウトとなった満席の会場をうれしそうに見渡しそう告げると、メジャーデビュー曲「きみがいた」へ。美しいピアノの音色に、持ち味の柔らかく情感豊かな歌声を重ねていく。

 

2つの顔を持つ男・小山文彦が言葉で届ける”元気のサプリ”

「ふだんシンガーソングライターをやっているんですけど、時々精神科医もやってるんです(笑)。2つの顔を持つ男って言われていて、これは結構大変なんですよ。首が重くて肩凝って・・・あ、スベったね(笑)。これまで医者としてコラムや本を書いてきたのは、読んだ言葉の何かが誰かの心に刺さって、それが糧になったらとってもうれしいなと思ったから。そこに、メロディーがついて歌声に乗って、街のどこかから流れてきて心に刺さったとなったら、きっともっともっと効き目のある元気のサプリや処方箋になるかなと思って、歌も書いています。次の歌は、そんなパワーを込めた新しい歌になります」

続けて、新曲「あしたのきみに」を披露。各々の曲に込めた小山のメッセージが観客の心を優しく包み込み、今回のアルバムタイトルにもなっている「くもりのち雨ときどき晴レ」では、癒やしのハイトーンボイスが会場いっぱいに響きわたり、大きな拍手が沸き起こった。
次に歌った「ときめきのリアルは」は、「昔からロックが好きで、やりたくてやりたくてやってみた直球のロックナンバー」。ミュージシャンに憧れ続け、これまで大切に温めてきた小山の幅広い音楽性を見せる新たなチャレンジが身を結んだ一曲だ。

そして本編最後に披露したのは、コロナ禍に感じた孤独から生まれた物語を歌にした「リンゴの赤」。声高らかに歌い上げ、ステージを去った小山を鳴り止まない拍手が呼び戻す。アンコールはピアノの弾き語りで「あの頃のように」、この記念すべき日をともに迎えてくれた観客への感謝を込めて、その名も「今日はありがとう」を熱く聴かせた。小山の真っ直ぐな音楽への愛がたしかな形となり、観客の”きみ”一人ひとりへ届けられた贅沢なひと時となった。

「屋根裏に転がっていたのでちょっと弾き語りで聴いてください」と紹介した「あの頃の〜」は小山の私小説的な物語をもとに描かれた作品だと明かした

 

◾️セットリスト
M1 きみに春がくる
M2 きみがいた
M3 きみの空
M4 あしたのきみに
M5 くもりのち雨ときどき晴レ
M6 トキメキのリアルは
M7 リンゴの赤
Enc. あの頃のように
Enc. 今日はありがとう

 

🌈ライブを終えて…🌈

【PROFILE】小山文彦(こやまふみひこ) 広島県尾道市出身。幼少時からロック、フォークソングなど音楽に夢中になり高校時代にバンド活動を始める。大学は医学部に進学。勉学の傍らオリジナルソングを作りライブハウスで歌うなど音楽活動にさらに熱が入る。2019年、デビューアルバム『Young At Heart!』をリリース。2021年、1stシングル「リンゴの赤」リリース。コロナ禍における孤独を歌った歌詞が共感を得て話題となり、同年7月USENインディーズ週間ランキング20位ランクインを果たす

Q メジャーデビューから一年が経ちましたが、どんな一年でしたか?
小山 早かったですね。このアルバム制作があったので、歌詞やメロディー、アレンジなどが一通り出来上がったら、それを形にするMVを撮ったりレコーディングしたり。そういうのに一年中追われる感じもありましたが、充実していました。だからといって医者の仕事を疎かにしちゃうようなことは一番したくなかったので、すごく忙しい一年ではありましたね。

Q メジャーデビューしてからご自身で変わったなと思うところはありますか?
小山 人から見られる、人に(作品を)聴かれる、ということを意識しながら毎日暮らそうと思うようになりましたね。ただ、近所のコンビニの店員さんに声をかけられたことはありますが、通りすがりにサインくださいと言われるようなことはまだないです(笑)。あとはプロポリスのキャンディーをよく食べるようになりました。電車通勤なので、風邪や病気の予防のためにもマスクをして舐めています。声の調子もいい感じです。
Q 3月16日にお誕生日を迎えられ、一つ歳を重ねられました。おめでとうございます!
小山 ありがとうございます。日頃精神科医と音楽をあまり違和感なくどちらも”自分”としてやっていますが、20代や30代の頃だったらもっとぎこちなかったり照れ臭くってできなかったこともあるんです。でもそれが、歳をとってだんだんのびのびとやりやすくなったなと感じています。
Q 最後に、今日の感想と読者へのメッセージをお願いします。
小山 今日はたくさんの人が来てくださったのでとてもうれしかったですし、頑張って歌うことができました。このアルバムを聴いて、それぞれの曲や言葉にこもっているパワーワードのようなものを皆さんがそれぞれ発見して、「自分も似たようなことがあったけど、こうしたら元気になれるかも」という励みになってもらえたら、この上なくうれしいです。

 

 

NEW RELEASE!!

2025年3月19日発売
小山文彦メジャー1stアルバム『くもりのち雨ときどき晴レ』

M1 くもりのち雨ときどき晴レ
作詞・作曲:小山文彦 編曲:黒沢和貴
M2 ときめきのリアルは
作詞・作曲:小山文彦 編曲:黒沢和貴
M3 きみがいた

作詞・作曲:小山文彦 編曲:黒沢和貴
M4 きみに春がくる
作詞・作曲:小山文彦 編曲:黒沢和貴
M5 きみの空
作詞・作曲:小山文彦 編曲:黒沢和貴
M6 あしたのきみに
作詞・作曲:小山文彦 編曲:黒沢和貴
M7 冬ノソライロ 2025Ver.
作詞・作曲:小山文彦 編曲:黒澤和貴
M8 今日はありがとう 2025Ver.
作詞・作曲:小山文彦 編曲:黒澤和貴

テイチクエンタテインメント TECH-25560 2,500円(税込)
配信はこちら ▶︎https://lnk.to/E492

 

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