松本伊代がデビュー40周年記念ライブを開催。夫・ヒロミのサプライズ登場に感激！

松本伊代が10月21日、神奈川・ビルボードライブ横浜で40周年を記念したライブ「松本伊代 40th Anniversary Live〝トレジャー・ヴォイス〟」を行った。

1981年10月21日、「センチメンタル・ジャーニー」で歌手デビュー。〝花の82年組〟の代表的存在として当時、史上最年少で日本武道館公演を成功させるなどトップアイドルとして大人気を博した松本。彼女の声を「私の好きな三大ヴォイスのひとつ」と称した恩師の作曲家・筒美京平さん（享年80）へのトリビュート作品として制作され、自身のヒット曲＆代表曲をセルフリメイクし全曲筒美メロディーで構成した40thアニバーサリーアルバム『トレジャー・ヴォイス』を、昨年12月22日にリリースしいている。
デビュー曲「センチメンタル・ジャーニー」以降、30曲もの作品を松本に提供してきた筒美氏と最も多くの仕事をしてきた編曲家・船山基紀が、今回のライブの音楽監督を務め、10月10日のビルボードライブ大阪と同会場の2カ所（全4公演）で開催された。

長年松本を応援している熱烈なファンが全国各地から大勢詰めかける中、日本を代表するミュージシャンたちをバックに1stステージは、白地にゴールドの刺繍が入ったドレス（2ndステージはスパンコール付きのグレーのドレス）を着て登場し、「（客席と）めちゃくちゃ近いので恥ずかしいです」と照れながら、「まさに今日が10月21日のデビュー日です。その日に皆さん、集合していただきありがとうございます。意外と男性の方が多くてびっくりしているところです。私のファンは女性が多いので、すごくうれしいです。今日は（40周年記念アルバム『トレジャー・ヴォイス』に収録された）筒美京平先生の歌と昔の懐かしい曲といろいろ歌っていきたいと思います」と笑顔であいさつ。
最新アルバム『トレジャー・ヴォイス』に収録の「くれないホテル」（西田佐知子のカバー）をはじめ、第2弾シングル「ラブ・ミー・テンダー」、第6弾シングル「チャイニーズ・キッス」、第7弾シングル「太陽がいっぱい」、第10弾シングル「恋のKNOW-HOW」、同アルバムのために書き下ろされた新曲「イエスタデイ・ワンス・モア」などを熱唱した。

また、1stステージでは平山三紀の「真夏の出来事」、2ndステージでは岩崎宏美の「シンデレラ・ハネムーン」などのカバーを、そしてアンコールで大ヒット曲「センチメンタル・ジャーニー」も披露し、デビューから現在までの40年間にわたる歌の軌跡を網羅した全18曲のプレミアムなステージでファンを楽しませた。

2ndステージでは、仕事終わりで駆けつけた夫でタレントのヒロミが、アンコール前にサプライズで花束を持って満面の笑みでステージに登場。松本が「パパは来られないって言っていたのに…。びっくりしました」と感激の様子で話すと、ヒロミは「伊代ちゃんなりの味が出ていたね」と喜んでいた。

「16歳でデビューしたときは、まさか40年後も歌っているなんて想像もしていませんでしたが、ファンの皆さんをはじめ、たくさんの方に支えられてこの日を迎えることができました。素晴らしいステージを作ってくださった船山基紀先生と凄腕ミュージシャンの皆さんには感謝の言葉しかありません。今日の感動を忘れず、またこのような機会が持てるよう歌い続けていきたい」

これからのさらなる活躍を笑顔で語った。
なお、同公演をライブ収録した映像がBlu-rayとDVDで、音源がCDで2023年1月18日にビクターエンタテインメントから発売予定（タイトルは「松本伊代『40th Anniversary Live〝トレジャー・ヴォイス〟』」）。