”三山家とさ春”こと三山ひろしが師匠・立川志の春と二人落語会を開催。笑顔とビタミンボイスで見事な落語を披露!
三山ひろしが、3月6日、東京・かめありリリオホールで、「志の春・とさ春二人会~三山ひろし落語はじめました~」を開催し、自身のファンや落語ファンなど400名の前で、師匠である真打・立川志の春の教えのもと体得した見事な落語を披露した。
三山は、昨年「1カ月で古典落語を覚える」というテレビ番組の企画をきっかけに落語を学び、学んでいるうちに落語の奥深さに魅了されたといい、今回が二度目の挑戦。今回は、練習期間がわずか20日間ほどしかないハードスケジュールだったそうで、毎日時間を見つけては必死に練習に取り組んでいたという。
「時間を見つけて練習していましたが、そうこうしているうちに夢に見るようになってしまって。しかも失敗する夢ばかり(笑)。まくらは流暢に出てくるんですが本編が出てこないという悪夢に襲われまして、志の春師匠に聞いたらですね、「それは落語家が見る夢だから見なくていい」と言われました(笑)。それくらい緊張しております。まだまだではありますけれども、今日は落語ファンの方や師匠のファンの方など、通の皆さんにも観ていただける機会をいただきましたので気合を入れて頑張ってお届けしたいなと思います」(三山)
この日三山が披露した演目は、師匠の立川志の春が三山に見立てたという「厩火事(うまやかじ)」(※)。難易度の高い演目で、落語家であれば50席目くらいに覚える話だという。高座に上がると、緊張している様子もなく流暢な枕まくらで観客の心をつかみ、本編でも軽妙な語り口とユーモラスなしぐさ、そして温もりあるビタミンボイスで堂々と見事な落語を披露した。
※「厩火事」 厩が火事になった時に、馬よりも家来の身を案じたという孔子の話にならい、女房であるお崎が、亭主の愛情を試そうと大切にしている瀬戸物を割る。亭主は女房の身を案じお崎は喜ぶが、それはお崎がけがをしては仕事ができなくなり自分が楽をして生活ができなくなるからであった。
終演後の座談会で立川は、「昨年三山さんが落語をされたのを観ていて、(演じていた)おかみさんの役がとてもかわいらしくて、三山さんの醸し出す雰囲気がおかみさんの役にピッタリだなと思いました。その時に「厩火事」という演目があるんですけれども、三山さんに似合うんじゃないかなという話になりました。三山さんはもともとおしゃべりが相当いける方でリズム感もお持ちの方。落語は音楽的にしゃべるみたいなリズムが非常に大事で、そこはもう最初からお持ちだったと思います。『厩火事』は演じる度合いが多い話なんですけれども、奇をてらわずに正攻法でいきながら、三山さんの味が出ている感じでしたのですごくよかったと思います」と、三山を絶賛。
師匠からお墨付きを得た三山は、「ようやく明日からは悪夢にうなされることはないと思います(笑)」と笑顔で話したが、ここで三山の「とことん突き詰める性格」にスイッチが。
「今二つ古典落語を覚えましたが、これからまだまだ磨いていかないといけないなと思っていまして、次のステップに進む何かをまたご教授いただきたいんですけれども……」(三山)
立川から「次はまた違うテイストのすごく怖い話(怪談)とか、そういうのも合うかもしれませんね」と勧められると、「ぜひまた教えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします!」。今後も修業継続と落語家「三山家とさ春」としての活動に意欲を見せた。
NEW RELEASE!!
2022年1月26日発売
三山ひろし「花恋歌〜はなれんか〜」
「花恋歌〜はなれんか〜」
作詞:かず翼 作曲:弦哲也 編曲:伊戸のりお
c/w「海峡の雨」
作詞:かず翼 作曲:弦哲也 編曲:伊戸のりお
日本クラウン CRCN-8452 1,350円(税込)
CHECK!!
三山ひろしオフィシャルサイト
三山ひろしオフィシャルブログ
三山ひろし公式Twitter
三山ひろしInstagram
ミイガンYouTubeチャンネル
この記事へのコメントはありません。