飛鳥とも美がデビュー11周年記念のサマーディナーショーを開催。「皆様に感謝の気持ちでいっぱい」
今年デビュー丸11年を迎えた北海道・札幌市出身の飛鳥とも美が、8月17日、東京・蒲田にあるプラザ・アペアにて初のディナーショー『飛鳥とも美 11周年記念 サマーディナーショー』を開催した。
飛鳥は、2013年6月19日にビクターエンタテインメントより「あなたに決めました」でデビュー。翌2014年には、日本作曲家協会音楽祭奨励賞を受賞し、2015年より台湾でも歌手活動をスタート。また、同年11月には、台湾のレコード会社welcome musicより台湾盤ミニアルバム『大家好! 我是飛鳥奉美。』を発売し、現地レコード会社のチャートで売上第1位になるなど実績を積んできた。
今年6月19日にデビューしてから丸11年を迎え、初めてのサマーディナーショーは11周年の集大成となった。ステージではふだんは着物姿だが今回はドレス姿で登場し、松任谷由実「守ってあげたい」やカーペンターズ「Yesterday Once More」を2曲続けて披露。トークでは「世界で活躍することを夢見る演歌歌手・飛鳥とも美、英語の曲も挑戦しました」と笑顔で答えた。
続いて、今年6月に急逝した門倉有希を偲んで「ノラ」「J」「女の漁歌」を披露した。門倉とは、以前同じ事務所に所属しており、レコード会社も同じビクターと縁の深い先輩だった。生前、門倉から「夢があるっていいことよ」と言われたなど、思い出のトークも語った。
また、台湾を舞台にしたセカンドシングル「永遠(とわ)の春」、中国では大変有名な「何日君再來」「雨夜花」を中国語や台湾語で歌唱し、演歌以外にバラエティーに富んだ楽曲にもチャレンジした。中盤のステージでは日本各地の観光名所を歌で綴り、初代コロムビア・ローズ「東京のバスガール」、藤山一郎「東京ラプソディ」などを、後半は、振袖の着物姿でコロナパンデミック渦中、音楽仲間と協力して制作したYouTubeチャンネルのみで配信されている楽曲「レプンシリの詩(うた)」などオリジナル楽曲を歌唱。さらに、デビューのきっかけとなった大石まどかの「おんな船」や大先輩・石川さゆり「能登半島」「波止場しぐれ」などを披露した。
終盤には、飛鳥のデビュー曲「あなたに決めました」を熱唱。その際には、客席に向けて振り付けを伝授し会場全体で大盛り上がりとなった。
本編最後の曲は、最新シングル曲「絆道 -きずなみち-」。アンコールでは赤い着物で「津の女」のジャンボうちわを持って再登場し、最新シングルのカップリング曲「津の女」を歌唱。観客は手で“つ”のポーズを作り、曲に合わせ“ツッツッツッ”とつっつき、会場は笑顔で包まれた。全22曲を約100名の観客を前に大いに楽しませた。
終演後、飛鳥は「まるで帳尻を合わせてくれたかのように台風一過! 台風7号もすっかり過ぎ去りお天気にも恵まれ、『飛鳥とも美 11周年記念 サマーディナーショー』を開催。蒲田の皆様はじめ東京、神奈川、埼玉、方々から応援に駆けつけてくださいました皆様、本当にありがとうございます。そして、西寄ひがしさんの名司会、熟練のナレーションに私の心も高揚しつつも、じっくりと歌にも専念でき、特別な時間を皆様にもお届けできたのではないかと思います。心強い応援とご協力をいただきました関係者の皆様、スタッフの皆様、心から感謝の気持ちでいっぱいです」と話した。
■セットリスト
M1 守ってあげたい
M2 Yesterday Once More
M3 ノラ
M4 J
M5 女の漁歌
M6 永遠 (とわ) の春
M7 雨夜花(台湾民謡)
M8 何日君再來 (ホヲリィチュインツァイライ)
M9 空港
M10 東京のバスガール
M11 東京ラプソディ
M12 蒲田行進曲
M13 令和ヨコチョウ節
M14 レプンシリの詩 (うた)
M15 おんな船
M16 能登半島
M17 波止場しぐれ
M18 津軽の花
M19 あなたに決めました
M20 願いの糸
M21 絆道 -きずなみち-
Enc. 津の女
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