三山ひろしが毎年恒例のリサイタルを開催！猛練習したハーモニカの華麗な音色を披露

2024.06.06News

三山ひろしが、6月6日、東京・LINE CUBE SHIBUYAで『三山ひろしリサイタル2024〜熱唱！熱演！うた語り〜』を開催した。

「練りに練って1年間寝かしてきたので、今日初めて行うというのが新鮮味がないと思うくらい。ずっとやっているような感覚です。今年はお客様がどんな反応をするんだろうという楽しみな楽曲があります。昨年11月に発売したアルバムで発表した新しいジャンル、落語歌謡を披露させていただきます。歌の間に拍手や歓声があることが多いのですが、落語歌謡を披露すると笑いが起きる。いつもとは違うお客様のリアクションがあるのでは、と思うととても楽しみです」

毎年恒例となっているリサイタルだが、今年の公演の構想は制作陣と話し合い、なんと昨年のいまごろの時期から練り始めていたという気合の入りよう。この日は、満員となる1800名ものファンが全国各地より来場し、三山のビタミンボイスで聴かせるバラエティー豊かな音楽に酔いしれた。

一部は、オリジナルの中から『NHK 紅白歌合戦』で歌唱してきた「お岩木山」「四万十川」などのヒット曲をはじめ、侠客・任侠を舞台にした、股旅もの演歌や歌謡浪曲の世界を届け、男の生き様を”歌って、演じて”語り、観客を魅了した。
二部では、今回も楽器演奏を披露。昨年6月に同会場で行った15周年リサイタルでは和太鼓やギター、ドラムを華麗に演奏しひときわ会場を盛り上げた三山だが、今年はギター3つとドラムに加え作曲家・弦哲也氏のギターとコラボし、ハーモニカに初挑戦。しかし、それが決まったのは公演5日ほど前のこと。弦氏より「二人で何かやろうよ」と提案があり、急きょハーモニカの演奏を勧められたと明かし、笑顔を見せた。

開演前に2ショットで会見の応じた作曲家の弦哲也氏は「ここ数年三山くんに”これ歌えるか！”と挑戦状を手渡すような気持ちで毎回つねに切り口を変えて歌作りをしてきたのですが、三山くんは見事に受けて返してくれる。頼もしい歌手です。いろいろなものに挑戦して、すべてを自分のものにしている男三山に同じ男ながら惚れ込んでいます」と、三山を絶賛した

「まったくやったことがないのでこの5日ほどで猛練習しました。最初はブルースハープという種類のものを吹いていたんですが、難しい上に叙情的な雰囲気がまったく出なかった。ハーモニカメーカーさんに連絡して叙情歌や演歌・歌謡曲をやるときには複音の20個ほどのホール（穴）のあるハーモニカの方がいいよとお聞きし、手に入れて練習しました。起きて吹いて、寝る前に吹いて、また昼間はずっと練習して（笑）」

前作「北海港節」のカップリング曲で、新潟県村上市を流れる清流をモチーフにした弦氏作曲の叙情歌「三面川暮色」を見事に奏でて猛練習の成果を見せた三山に、弦氏は「バッチリです」と太鼓判を押した。

さらに、今年1月の発売以来ヒット中の新曲「恋・・・情念」のスペシャル盤（5月22日発売）に収録されている、同曲のギターVer.を弦氏のギターに合わせて歌い上げ、最後まで笑顔と熱気あふれるコンサートを繰り広げた。

「情念の世界はこれまでの三山くんになかった世界。三山くんの心の中の叫びという歌なので、ギターだけで歌う息遣いやため息など裸の声を聴きたくて、今回ギターVer.も録音させてもらいました。この歌も三山流に仕上げてくれて、作家としてはうれしいです」と、「恋…情念」ギターVer.制作のエピソードを語った

「今年の年末の紅白歌合戦に出場できたら10年連続10回目。この新曲『恋・・・情念』を武器にして、絶対叶えたいです」。会見で力強く語った三山。持ち前のチャレンジ精神でどんな山も乗り越えていくことだろう

今後三山はこのリサイタルを皮切りに全国各地をツアーで回る。詳細は、三山ひろしオフィシャルサイトでチェック。

昨年（2023年）のリサイタル記事もチェック！▶︎『三山ひろしが笑顔＆涙の15周年リサイタル！感謝を込めたビタミンボイスで熱唱』

NEW RELEASE!!

2024年5月22日発売
三山ひろし「恋･･･情念」【スペシャル盤】

「恋･･･情念」
作詞：原文彦　作曲：弦哲也　編曲：猪股義周
c/w「神輿」
作詞：いではく　作曲：弦哲也　編曲：南郷達也
c/w「恋･･･情念（ギターver.）
作詞：原文彦　作曲：弦哲也　編曲：猪股義周
日本クラウン　CRCN-8663　1,500円（税込）
各配信サイトはこちら▶︎　https://lnk.to/koijyonen