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北島三郎を筆頭に全24組の歌手が華麗なる競演!『令和・歌の祭典 2025〜作詞家 星野哲郎生誕100年記念〜』

9月29日、作詞家・星野哲郎氏の生誕100年を記念したコンサート『令和・歌の祭典2025〜作詞家 星野哲郎生誕100年記念〜時代を彩る名曲の数々』が開催され、北島三郎、小林旭、里見浩太朗ら、錚々たるアーティストたちが、東京・LINE CUBE SHIBUYAに集結した。

星野氏の作品を歌い継ぐ…深い敬意と感謝の念を込めて

このコンサートは、2010年11月15日に85歳で天国へ旅立った作詞家・星野哲郎氏の生誕100年を記念して企画された公演。星野氏は、水前寺清子の「三百六十五歩のマーチ」、北島三郎「函館の女」、都はるみ「アンコ椿は恋の花」、鳥羽一郎「兄弟船」、小林幸子「雪椿」など、戦後の歌謡界に燦然と輝く数多の名曲やヒット曲を生み出した名作詞家として知られる。


▲出演者は、日本クラウンに所属の北島三郎、小林旭、里見浩太朗、水前寺清子、瀬川瑛子、鳥羽一郎、松前ひろ子、三山ひろし、北川大介、川野夏美、瀬口侑希、黒川英二、大江裕、はやぶさ、松尾雄史、津吹みゆ、羽山みずき、一条貫太、二見颯一、田中あいみ、原田波人、木村徹二、特別ゲストの大月みやこ、小林幸子の全24組

開演に先立ち行われた記者会見では、北島三郎をはじめ小林旭、里見浩太朗、水前寺清子(当日楽屋で足を捻ってしまったため、車椅子で参加)、瀬川瑛子、鳥羽一郎、小林幸子、大月みやこが参加。星野氏への深い敬意、感謝の念を語った。

写真上段左より鳥羽一郎、大月みやこ、小林幸子、瀬川瑛子、下段左より里見浩太朗、北島三郎、小林旭、水前寺清子 ※出演を予定していた美川憲一は、洞不全症候群による体調不良のため出演を断念

開口一番、「もう、歌うしかないです!」と北島。「星野哲郎先生の生誕100年、昭和の初めから紡がれた数々の詞に、私たち歌い手は支えられて一生懸命歌ってきました。今日はその思いを胸に、魂を込めて歌いたいと思います。久しぶりに仲間たちとも再会し、張り切っています。うまく歌おうとするより、もうただ思いのまま魂を込めて、あの星野先生を思い出しながら歌いたいと思います」。歌うことに全力を注ぐ姿勢を力強く語り、「できたら百歳のときにまた、みんなと一緒に歌いたい」と笑顔を見せた。

愛弟子の大江裕と熱唱する北島三郎

小林旭は「星野哲郎さんの上手な詞の中に込められた歌の魂を、聴きに来てくださっているお客様にしっかり届けたい。そういう努力をするのが私たちの役目」、里見浩太朗は「星野先生に2曲も作っていただいたご縁で、今日こうして皆さんと同じ舞台に立たせていただきます。本当にドキドキして、これから舞台に立てるのかという気持ちですが、どうぞよろしくお願いします」

小林旭

里見浩太朗

水前寺は「一生懸命歌います」、瀬川は「星野先生はとても優しくて、飛行機が怖かった私が北島先輩の沖縄での発表会に向かう機内で、先生の腕を握って『まだですか?』と聞いたら『まだ飛んでないよ』と笑ってくださったことを思い出します。『長崎の夜はむらさき』など多くの作品をいただいてきましたが、今日は先生を思いながら大先輩や同世代の皆さんと歌えて幸せです」。

写真左より瀬口侑希、水前寺清子、川野夏美

瀬川瑛子

小林幸子

大月みやこ

鳥羽一郎

小林幸子は「天国の先生に届くように頑張りたいと思います」、大月みやこは「星野先生の曲をいただけたことで、“目指す女”を歌うことができていまの私があります。今日はその感謝の思いを込めて、懸命に歌を届けたいと思います」、鳥羽は「星野先生から塩の歌、”塩歌”をたくさんいただいていますので、今日は頑張って歌わせていただきます。海の歌ではなく、塩の歌です(笑)」と、それぞれユーモアや思い出話を交えつつ、「星野先生の歌の魂を届ける」ことを公演の共通テーマとして本番に臨む意気込みを熱く語った。

 

豪華アーティストたちが一夜限りの星野劇場を披露!

およそ1800名。満員御礼となったLINE CUBE SHIBUYAは、開演前から熱気に包まれていた。司会を務めたのは、フリーアナウンサーの宮本隆治と女優の水町レイコ。二人の穏やかな進行に導かれ、「星野哲郎の歩み」をたどるVTRが流れると、そこに込められた数々の名曲への期待が会場いっぱいに膨らんだ。

第一部は、出演者全員で「三百六十五歩のマーチ」を歌い上げる壮観なオープニングから幕を開けた。北島三郎「なみだ船」、小林幸子「雪椿」、大月みやこ「女の港」、水前寺清子「涙を抱いた渡り鳥」、松前ひろ子「函館慕情」、鳥羽一郎「兄弟船」…
世代を超えて歌い継がれる星野哲郎の名曲やヒット曲が次々と彩り豊かに蘇り、客席に大きな興奮を生み出していった。黒川英二&松尾雄史の「兄弟仁義」、はやぶさ&一条貫太の「函館の女」、北川大介&木村徹二の「男はつらいよ」、津吹みゆ・羽山みずき・田中あいみの「黄色いさくらんぼ」など、豪華な顔ぶれがリレーのように歌声をつなぎ、一夜限りの星野劇場とも言えるスペシャルなステージを繰り広げた。

第二部は、各歌手がそれぞれのヒット曲でステージを彩った。小林旭「昔の名前で出ています」、里見浩太朗「あゝ人生に涙あり」、瀬川瑛子「命くれない」と、歌い手の人生がにじむ歴史を感じさせる歌唱に、観客は温かい声援で応えた。

そしてクライマックスでは、北島三郎が「風雪ながれ旅」を力強く歌い上げ、「星野先生にありがとう。船村先生にも感謝しています。心からありがとうございました」と、恩師に感謝を捧げると会場は大きな拍手に包まれた。

最後は、出演者全員による言わずと知れた国民的ソング、北島の「まつり」で豪快に、にぎやかに締めくくられた。およそ3時間半を超えるステージは、まさに“歌の祭典”にふさわしいフィナーレを迎え、観客だけでなく歌い手一人ひとりの胸にも、歌が生き続ける喜びと感動を刻み込んだことだろう。

 

INFORMATION

『令和・歌の祭典2025〜作詞家 星野哲郎生誕100年記念〜時代を彩る名曲の数々』プレイリスト公開中!


各配信サイトはこちら ▶︎ https://bio.to/reiwautanosaiten2025

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