津吹みゆが『歌と芝居の特別公演』で スペシャルゲスト・速水映人とコラボ! 多彩な才能を披露
来年デビュー10周年を迎える津吹みゆが、5月11日、東京・ムーブ町屋で『歌と芝居の特別公演』を行った。
津吹は、演歌好きな母親の影響で幼いころより演歌に親しみ、2012年に地元・福島県で行われた『NHK のど自慢』に出場。スカウトを受け高校卒業後に上京、作曲家の四方章人氏に師事して修業に励み、2015年に「会津・山の神」でデビューした。美しく、かつ力強い”どんと響く直球ボイス!”は、老若男女問わず幅広い世代からの人気を誇る。
今回の公演は、2022年に地元・福島の矢吹町で開催し好評を博した『歌と芝居のコンサート』の再演で、初の東京公演となる。2年前と同じく、スペシャルゲストに若手女形として活躍する役者の速水映人を迎え、津吹の多彩な才能やポテンシャルを感じさせる華麗なステージを繰り広げた。
第一部は、オリジナル曲「壇ノ浦恋歌」で幕を開け、アカペラでの「長持ち唄」や速水とのデュエットなどを披露。第二部は、福島で開催した前回公演で演じた喜劇『津吹の花咲く頃』をよりパワーアップさせた芝居で、宝塚歌劇団やミュージカル、大衆演劇などを愛する津吹が、コメディエンヌの才能を発揮。観客を笑いの渦に巻き込み盛り上げた。
約25分間の二人芝居は、速水が台本を執筆。本番前の会見で、津吹は「私はひょうきんで一生懸命な役。速水さんに”どんな役作りをしたらいいですか?”と聞いたら”津吹さんそのままで大丈夫です”と言われました(笑)。そんなところも見どころのひとつです」。一方の速水は「以前に一緒にコンサートをやらせていただいたときの印象で、今回のコメディ芝居を書かせていただきました。津吹さんはしっかりしているように見えて、実はチャーミングなところがいっぱいある方。歌とのギャップもあり、知らない方がまだたくさんいらっしゃるんじゃないかなと思って、そういうところも見ていただきたいなと思います」と、津吹の魅力を明かした。
さらに、速水の女形での舞踊を背に、今年1月に発売したばかりの新曲「会津なみだ橋」を熱唱するなどバラエティー豊かなラインナップで終始観客を魅了した。
「歌だけ…ディレクターさんのおかげで大人の階段を上らせていただいています(笑)。しっかりこの歌の世界についていけるように、私自身も精進しているところでございます」と話す新曲の「会津なみだ橋」は、久々に故郷である福島県を舞台にした本格演歌で、会津と新潟を結ぶ越後街道の湯川にかかる柳橋、通称・涙橋で別れを惜しんだ相手を、切なく待ち続ける女性の心情を描いている。発売以来多くの支持を集めており、評判も上々だ。
津吹は、5月16〜19日まで、東京・銀座博品館劇場で行われる『大正ロマネスク セブンスヒーロー』に出演し時代劇に挑戦する。「いま頑張ってお稽古中です。最初はか弱い役だったんですけれど、真剣白刃取りをしてしまって、そこから役が変わり、懐剣(かいけん)という短い刀を持って立ち回りなどもある役になりました(笑)。皆さん、ぜひ劇場でお待ちしております。がんばります!」と、笑顔で意気込みを語った。
◾️セットリスト
M1 壇ノ浦恋歌
M2 高野雨
M3 長持ち唄(アカペラ)
M4 嫁入り峠
M5 〈速水映人コーナー〉
M6 デュエットコーナー(与作〜笑いじわ)
M7 おんなの嵯峨野路
M8 会津なみだ橋
〈芝居〉
M9 会津・山の神
M10 母子草
M11 千の風になって
M12 恋は女の晴れ舞台
M13 会津なみだ橋
Enc. 好きになった人(みちのく娘Ver.)
NEW RELEASE!!
2024年1月10日発売
津吹みゆ「会津なみだ橋」
「会津なみだ橋」
作詞:かず翼 作曲:四方章人 編曲:竹内弘一
「恋は女の晴れ舞台」
作詞:かず翼 作曲:四方章人 編曲:竹内弘一
日本クラウン CRCN-8624 1,500円(税込)
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