城之内ミサが「世界遺産条約50周年・沖縄本土復帰50周年記念コンサート」を開催。津吹みゆがステージで共演し平和を願い熱唱
音楽家でありシンガーソングライター、そしてユネスコ平和芸術家としても活躍する城之内ミサが、12月6日、東京・浜離宮朝日ホールで、『ユネスコ世界遺産条約50周年・沖縄本土復帰50周年記念 世界遺産トーチランコンサート「心の平和を奏でる」』を行った。
城之内が主宰しているこのコンサートは、フランス、イタリア、カナダ、チュニジア、バーレーン、ベネズエラ、中国、ペルー、アフガニスタン、ロス、ニューヨーク・カーネギーホールなど五大陸で各国のオーケストラや奏者と共演。チャリティコンサートや日本と各国を結ぶ記念事業コンサートを実施し世界でも高く評価されており、城之内は2006年に国連機関ユネスコ・パリ本部から『ユネスコ平和芸術家』の称号を日本人の作曲家として初めて任命された。
多くのファンが見守る中、第一部は城之内をはじめ世界遺産TRC協会理事長・第8代ユネスコ事務局長の松浦晃一郎氏、沖縄県知事の玉城デニー氏とのトークセッション『沖縄の歴史〜沖縄の世界遺産』で幕を開け、その後、日本トップクラスの奏者がステージへ登場。城之内とともに美しく奥深い音色で観客を魅了した。
一部の最後には、スペシャルゲストとして演歌歌手の津吹みゆが登壇し「もう一度会いたい〜Beautiful place」を初披露した。この楽曲は、原案を玉城知事、作詞を沖縄在住のシンガーソングライター・永井龍雲氏、そして作・編曲を城之内が手がけた沖縄県世界遺産首里城復興祈念イメージソングであり、城之内は「もともとあった曲なのですがインストルメンタルでした。このコンサートで演奏したいと思い、歌にしてはどうかと考え沖縄在住の永井龍雲さんに歌詞を書いていただき、津吹さんに歌っていただくことになりました」。
津吹は、「私は沖縄県に小さいころに家族旅行で、デビュー後もお仕事でおじゃまさせていただいたときにも首里城に行ったことがあります。すごく素敵なところだなと思っていましたが、その後焼失してしまったというニュースを聞いたときに心にポカンと穴が開いたような感覚になりました。そんな気持ちがあったので、今回首里城復興祈念イメージソングを歌わせていただけるという素晴らしいご縁をいただき本当に感謝しています」。
首里城をはじめとした世界遺産の保護や人々の心の平和へ思いを馳せた津吹の美しい歌声が会場に響きわたった。
第二部は、津吹が歌唱した「もう一度会いたい〜Beautiful place」も収録されているユネスコ世界遺産条約50周年記念アルバム、城之内ミサ『聖なる予言 Holy prediction』より「国境」や「Le Muguet〜鈴蘭」、合唱団とともに、城之内が作・編曲したテレビドラマ『3年B組金八先生』の挿入歌「LUX〜救い」などが披露され、アンコールを含め全13曲、最後まで熱演、熱唱が繰り広げられた。
『聖なる予言 Holy prediction』は12月7日に発売となるが、このアルバムについて城之内は「一部発表されている楽曲をリアレンジし収録しています。伝えたいことは一点。世界遺産というものはとてつもなく大きなものなんですけれど、私たちが日常の中で身近な何かに心を寄せるということが、ひいては全人類の財産を守っていくということのとっかかりになる。今回、そういった思いが伝わるような音づくりをさせていただきました」と語っている。
NEW RELEASE!!
2022年12月7日発売
ユネスコ世界遺産条約50周年記念アルバム
城之内ミサ『聖なる予言 Holy prediction』
【収録曲】
M1 風のほほえみ
M2 国境
M3 山川異域風月同天
M4 Le Muguet
M5 もう一度会いたい~Beautiful place
M6 旅路の果て
M7 Desert Moon~閃光
M8 聖なる予言 Holy prediction
M9 聖なる予言 Holy predictionⅡ~Calm time
M10 大地の歌~Le chant de la terre
M11 もう一度会いたい~Beautiful place(合唱Ver.) (ボーナストラック)
日本クラウン CRCI-20921 3,000円(定価)
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