【ライブレポート】「気分はカラフル！」『カラフル感謝祭 3rd Anniversary』浅草花劇場でにぎやかに開催！

今年のコラボコーナー、舞台は浅草の「ホストクラブ 」？！

「櫻井です…。浅草でホストクラブを始めました。お客様がまったく来なくて潰れる寸前です」と、吉本興業の先輩･ヒロシ風に櫻井が登場。そこに「悠太です…。今日もお客さんゼロかなあ」とホストに扮した伊達が出勤。「でも大丈夫、この店のNo.1ホストの俺がいれば」「No.1って、ホストはあなた一人しかいないんだから！」とコントコーナーが始まった。

そこへ小林旭のものまねをしながら、新人ホストの面接に来たのは一条貫太。ロマンチックな曲をお客様にプレゼントしようと、伊達と一緒に「星降る街角」を歌った。一条は松山千春の歌マネ、五木ひろしの顔マネなどを連発。会場の爆笑をさらい、“ものまねホスト”として採用されることになった。

「すみません、浅草観光していたら道に迷ってしまって」と道をたずねてきた華MEN組を、櫻井がスカウト。「ホストなんて…」とためらうそぶりを見せながらも、息の合ったシャンパンコールで採用となった。

すると、「おいおい、ホストを雇うヒマあったら、金を返さんかい！」と、借金の取り立て屋の風輪が登場。二人も櫻井に丸め込まれて華MEN組と「GOLD FINGER’99」をコラボレーションすることになリ、歌った後は7人でシャンパンコールをキメてみせた。

「No.1ホストの座は譲れないよね」という伊達が、借金取りホスト風輪と「SAY YES」で、カッコよさを競い合うことになった。時にはソフトに、時にはパワフルにラブソングを歌った伊達と風輪は、すっかり意気投合。「これからは仲良くしてね、愛してる」「ありがとう」と、ともに店を盛り上げていくこととなった。

しかし……。
「うちのホストクラブも、これで大丈夫だね！」と櫻井が胸をなでおろしたところにオーナーからホストクラブの閉店を告げられる電話が入ってTHE END。来場者からは大きな笑いと拍手が送られた。

一条貫太はど演歌と爆笑トークで圧倒＆ビッグスマイルとパワフルな熱唱で魅せる伊達悠太

一条貫太が、2020年発売の3枚目のシングル曲「北海の篝火」をダイナミックに歌い始めると、会場の雰囲気が一変。ど演歌作品をたしかな歌唱力で力強く歌う一条に、来場者は圧倒された。ところがトークになると「あけましておめでとうございます」と、早速ジョークを飛ばす一条。昨年の11月に浅草公会堂で行われたリサイタルのために書き下ろされた「貫太のどっこいソーラン」では、合いの手と“貫太コール”で大いに盛り上がった。

「今日は鳥羽一郎さんの誕生日なんですよ。そしてこのジャケットは、山川豊さんからいただいたものでございます。似合うでしょ？何を着ても似合うんですよ（笑）。今日は新鮮な気持ちになりました。いろんな方とジャンルを越えて歌って楽しめたことがとてもうれしいです」（一条）。最年少ながらムードメーカーとして終始場内を沸かせた

一条は「ありがとうございました。ようやく僕も世間から、アイドルだと認められる日が来ました」と悦に入り、最新曲「凪か嵐か」をどっしりと熱く歌い上げた。

感謝祭のトリは伊達悠太。まずは「涙のララバイ」、続いて「一目惚れのブルース」でパンチの効いた歌声を響かせた。“北の湘南”北海道伊達市出身で、16歳で上京。すぐにホームシックにかかって帰った伊達を、母は「何しに帰ってきた」と強い言葉で叱ったというエピソードを、笑いを交えながら語った。

そして実話をもとに作られたバラード「純愛（じゅんな）」は、魂を込めてしっとりと歌い上げた。最後は「サバイバル・レイディー」を、“悠太コール”と指でピストルを撃つポーズを全員参加で。ソウルフルでセクシーな伊達の歌唱に、黄色い歓声が鳴りやまない。「ありがとうございます。楽しかった。最高です」と、伊達は笑顔を見せた。

「皆さんの心に残る、沁みる歌をこれからも一生懸命歌ってまいります。初めて聴いてくださった方、いつも応援してくださっている方、末永くよろしくお願いします」と伊達。歌と向き合う誠実な人柄をうかがわせるMCに大きな拍手が

『カラフル感謝祭3rd Anniversary』大盛況で閉幕

櫻井とパン子が再びステージに登場し、他の出演アーティストを呼び込む。パン子がWEBマガジン・カラフル、昨年8月に創刊されたハイブリッドマガジン『COLORful』を紹介した後は、“Q＆A”のコーナーへ。

爆笑の質問と回答の連続で、華MEN組のダイキと一条が衣装を交換する一幕も。また出演者のサイン入りパネルが当たる大抽選会もあった。

笑いあり感動ありの『カラフル感謝祭3rd Anniversary』のエンディングは、米米CLUBの「君がいるだけで」を全員で歌いながら客席に降りラウンド。握手やハイタッチで観客と交流した。縁があって集まり、ファンの垣根を越えてひとつになって盛り上がったイベントは、大盛況のうちに幕を閉じた。

ご来場いただきました読者の皆さん、ご出演いただいたアーティストの皆さん、関係者の皆さん、本当にありがとうございました！

◾️1st セットリスト
〈オープニング〉
M1 TOKIO（全員）
〈華MEN組〉
M2 星降る街角
M3 花の時・愛の時
M4 青春メドレー
〈風輪〉
M5 愛を撃て～Get You～
M6 人生TENKI
M7 天使と悪魔の愛し方
〈カラフル酒場（コラボコーナー）〉
M8 星降る街角 （伊達悠太×一条貫太）
M9 GOLD FINGER’99 （風輪×華MEN組）
10. 君だけに （一条貫太×華MEN組）
M11 SAY YES（伊達悠太×風輪）
〈一条貫太〉
M12 北海の篝火
M13 貫太のどっこいソーラン
M14 凪か嵐か
〈伊達悠太〉
M15 涙のララバイ
M16 一目惚れのブルース
M17 土砂降りの雨だから
M18 サバイバル・レイディー
〈エンディング〉
M19 君がいるだけで（全員）

◾️2nd セットリスト
〈オープニング〉
M1 TOKIO（全員）
〈華MEN組〉
M2 私一人
M3 華やかに抱きしめて
M4 陽気なピエロ～華MEN組のテーマ～
〈風輪〉
M5 愛の乱反射
M6 夢を叶えたとき
M7 天使と悪魔の愛し方
〈カラフル酒場（コラボコーナー）〉
M8 星降る街角 （伊達悠太×一条貫太）
M9 GOLD FINGER’99 （風輪×華MEN組）
10. 君だけに （一条貫太×華MEN組）
M11 SAY YES（伊達悠太×風輪）
〈一条貫太〉
M12 北海の篝火
M13 貫太のどっこいソーラン
M14 凪か嵐か
〈伊達悠太〉
M15 涙のララバイ
M16 一目惚れのブルース
M17 純愛（じゅんな）
M18 サバイバル・レイディー
〈エンディング〉
M19 君がいるだけで（全員）

（取材・文／夏見幸恵、撮影／佐原健司）