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『クリアトーンズ・オーケストラのバンマス・岡宏と一年ぶりに出逢う会』にデヴィ夫人や多くのゆかりの歌手たちが参加

日本有数のビッグバンド・岡宏とクリアトーンズ・オーケストラを率いてきたバンドマスターで指揮者、そして歌手の岡宏さん(昨年11月8日没、享年83)が亡くなってから1年が経った11月3日、東京・港区の品川プリンスホテルで「一年ぶりに『岡宏先生』と出逢う会」と銘打った偲ぶ会が開かれた。

クリアトーンズは、岡さんが1974年にフル編成の楽団として結成。各レコード会社での同楽団による録音をはじめ、テレビ、ラジオなど、放送媒体への出演、有名歌手との共演など、半世紀にわたって日本の音楽界の第一線で活躍。音楽プロデューサーや作曲家の分野でも才能を発揮し、なかでも韓国人歌手、キム・ヨンジャをプロデュースして『NHK紅白歌合戦』に出場するまでのビッグ歌手に育て上げた功績は大きい。

さらに、2023年6月21日、シングル「かすり傷」で”BOSS★岡”の芸名でテイチクから歌手デビュー。昨年10月9日には、第2弾シングル「女好きのエルボラーチョ」とファーストアルバム『Let’s Singing! BOSS★岡』もリリースし、日本の音楽業界で大きな話題を呼んだ。

デヴィ・スカルノ夫人

この日は、故人と親しかった人やファン、約300名が駆けつける中、牧野尚之の司会、クリアトーンズの演奏で幕を開け、デヴィ・スカルノ夫人が「私と岡宏先生との出逢いは25年ぐらい前です。最初、クリアトーンズのグレン・ミラーのあの流れるような音楽を聴いて、『ワァーッ、すてき!』と感動を覚えました。岡先生がこんなに立派な方だとは全然知りませんでした。日本はもとより、韓国、ブラジル、メキシコ、中国、北朝鮮などいろんな国に行き、数々の功労賞をいただき、生きている間に8万枚にもおよぶ楽譜を遺され、すごい方だなと思いました。また、刑務所の慰問を何十年もやっていらっしゃって、日本の法務大臣からも表彰されたりしたことを私、全然知らなかったのに、こんなにお世話になっていたのだと…。先生が生きている間にもっといろんな会話をすればよかったなと後悔しております」

作曲家の徳久広司氏

また、日本作曲家協会会長を務める作曲家・徳久広司氏は「私が岡宏さんと最初に逢ったのは40年ぐらい前でして、一番印象に残っているのはキム・ヨンジャとの出逢いです。当時、キム・ヨンジャの作品をいっぱい書かせてもらい、その作品を通じて岡さんと親しくしてもらってきました。去年、訃報を聞いたときはびっくりし、われわれ作家仲間もみんなびっくりしていました。こういう会に参加させていただき、自分の中でひとつ踏ん切りがつきました」とあいさつした。

写真左よりキム・ヨンジャのヒット曲「再会」を作曲した田尾将実氏、右から2番目が主催者・ 保科智恵子さん

クリアトーンズの演奏と森サカエの歌唱の後、同会の主催者・保科智恵子さんが「クリアトーンズ・オーケストラの皆さんが素晴らしい演奏をしてくださっていたとき、私にはバンドリーダーの岡宏先生がタクトをとる姿が確かに見えました。大勢の皆さんが岡先生に1年ぶりに逢いにきてくださって、とてもうれしかったです。今日は本当にありがとうございました」と、感謝の言葉を述べた。

小田純平

伊藤美子

その後、岡さんとゆかりの歌手たちが次々と登場。シンガー・ソングライター、小田純平が歌手・BOSS★岡に曲を提供した「かすり傷」「女好きのエルボラーチョ」をカバーしたのをはじめ、岡さんが自作品を提供した歌手、前みつこ、夢二チャコ、稲葉やすひろ、平島賢治、沢田知佳、大輝と正江、友情出演の川奈ルミ、三田翔也、林こずえ、伊藤美子がそれぞれに歌を披露し、最後はクリアトーンズがジャズナンバー「in the mood」を演奏して幕を閉じた。

 

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