福田こうへいが「一番マグロの謳」歌碑除幕式に駆けつけ本州最北端の地で熱唱

2024.07.03News

青森県下北郡の大間町で7月3日、現役のマグロ漁師が作詞を手がけた「一番マグロの謳」の歌碑が建立され、除幕式が開催された。除幕式にはこの楽曲を歌唱し、大間町の観光大使もつとめる歌手の福田こうへい、作詞を手がけた現役マグロ漁師の熊谷義宣氏、そして作曲家の四方章人氏や青森県議会、大間町議会議員らも出席し、関係者、町民ら含め約200名が参加した華やかな除幕式となった。

正午になり、町内放送の防災行政無線で「一番マグロの謳」のメロディーが風に乗り流れ始めると同時に、式がスタート。歌碑発起人代表の大間埼商店会組合の横山一夫組合長のあいさつでは、1年ほど前に横山氏の店に大間の大漁風呂敷の注文が入り、『「一番マグロの謳」の歌碑が大間埼にあれば、全国から福田こうへいさんのファンが来るよ』と、ファンから提案されたことがきっかけとなり、組合長自ら大間町に陳情書を送ったところ、今年5月に青森県より建立の許可が下り、念願の歌碑が完成したというエピソードを語った。

※写真向かって右から上段：福田こうへい、作曲家・四方章人氏、漁師の熊谷義宣氏、下段右から大間埼商店会組合・新田慶次郎副組合長、青森県議会・井本貴之議員、大間町議会・石戸秀雄議長

歌碑の裏側には、歴代の一番マグロを獲った漁師23名の名前が刻まれ、その中には大間のマグロを全国的な知名度に押し上げるきっかけとなり、昨年9月に惜しまれつつ亡くなった山﨑倉氏の名前も刻まれている。

「一番マグロの謳」を作曲した四方章人氏は、3年前に福田から、地元の人が作った歌として詞を受け取ったとき、その詞の内容の素晴らしさに驚きあっという間に曲ができた。まさかその時にはこんな素晴らしい歌碑が出来上がるとは思わなかったと、当時の思い出を語り、これからますます大間が発展してゆくよう願いたいと、祝辞を述べた。
続いて、大間町の観光大使もつとめ、大間が第二の故郷という福田こうへいは、漁師の熊谷義宣氏（通称ヨシさん）と、菊池一夫氏との一期一会の出会いと縁について語り、「漁師の皆さんの心意気をこれからも歌に乗せて頑張っていきたい」と決意を新たにした。

福田は元々、マグロ漁師であるヨシさんらのファンだったが、福田のコンサートに知人の代わりに来ていたヨシさんを見つけて声をかけたことがきかっけで交流が始まり、ヨシさんが船の上で書き留めたという詞が「一番マグロの謳」であった。来賓の祝辞に続き寄付、出資者の紹介が終わると、いよいよ歌碑の除幕となり福田を含む関係者6名がロープを引いた。すると、「一番マグロの謳」の歌詞が刻み込まれ、マグロの鰭をかたどった黒御影石の歌碑が姿を現し、一同から拍手と歓声が沸き起こった。

式典の最後には、福田が「北限海峡」、「男の海峡」そして「一番マグロの謳」の3曲を歌唱。1曲目が終わると「なんせこの風ですので、だんだん押されて私の短い足でも非常に不安定でございます」。福田らしい冗談に会場も笑顔に包まれた。そして「一番マグロの謳」では3旗の色鮮やかな大漁旗が掲げられ風にたなびく中、福田もいつもにも増して力強く熱唱。身振りも大きく思いを込めたパフォーマンスを披露し盛大に式典を盛り上げた。

▲福田こうへい「一番マグロの謳」MV

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福田こうへい「庄内しぐれ酒」

「庄内しぐれ酒」
作詞：荒木とよひさ　作曲：徳久広司　編曲：南郷達也
c/w「親友（とも）よ」
作詞：本橋夏蘭　作曲：大谷明裕　編曲：野村豊
c/w「男の祭り唄」
作詞：石原信一　作曲：弦哲也　編曲：南郷達也
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