『驚きと感謝の気持ちでいっぱい』山口ひろみが25周年記念曲「三江線」発表会開催。新たな旅路の始まり
山口ひろみが6月21日、東京・大手町の俺のフレンチ グランメゾン TOKYOでデビュー25周年記念曲「三江線(さんこうせん)」の新曲発表会を開催した。

デビュー25周年記念曲として6月17日にリリースされた同曲は、かつて広島県と島根県を結び、多くの人々に親しまれながら2018年に全線廃止となった三江線を題材にした王道演歌。故郷を走る列車の風景に忘れられない恋の記憶を重ね合わせた哀愁漂う作品で、作詞を麻こよみ氏、作曲を弦哲也氏という演歌界を代表する作家陣が手がけており、切ないメロディーと情感豊かな歌詞が印象的な一曲に仕上がった。

写真左より、弦哲也氏、山口ひろみ、麻こよみ氏。会場には麻こよみ氏、弦哲也氏も駆けつけ節目の年を迎えた山口に温かなエールを送った
鮮やかな桜色の着物姿で登場した山口は、デビュー25周年を迎えたことに、「こんな私が25年も歌わせていただけているんだということに、本当に驚きと感謝の気持ちでいっぱいです」と率直な思いを明かし「応援してくださる皆様、支えてくださるスタッフの皆様のおかげ」と、感謝の言葉を口にした。

初めての作曲はお風呂場で。「お風呂で考えるとメロディーが浮かぶんですけど上がると忘れてしまうので、脱衣所にボイスレコーダーを置いて録音していました」 (山口)。メジャー、マイナー、歌謡曲と3パターンを制作し、メジャー調の作品に決定。山口は「覚えやすくて歌いやすい。とにかくそれだけを考えて作りました」と話していた
さらに、今回の記念曲では自身初となる楽曲制作にも挑戦。カップリングに収録された「夜桜恋あかり」の作曲を手がけたことについて「私にとって一番苦手な分野だった」と笑いながらも、「『25年だからこそ、できないことをやれ』とスタッフに背中を押され」、約1カ月間お風呂で曲作りに向き合ったという。
また、この日が父の日であることに触れ、山口の父は漫才師で、幼いころに両親は別れていたため長い間複雑な感情を抱いていたが、山口の結婚を機に和解。「最後まで漫才師らしく面白い人だった」と笑顔を見せる場面もあったが「今年、最後のお別れをすることができた」と静かに振り返った。

この日の会場のあるサンケイビルは、かつて亡き父が勤務していた場所だったという。「何カ所か会場を見させていただいた中でここに決まったのも偶然。父の日にこうして発表会をさせていただくのも偶然なんですけれど、何か導かれてるのかな、と思います」

歌手人生を振り返り海外での公演経験についても触れ、アメリカ・中国・台湾などで公演を行った山口は「海外へ行って日本文化の素晴らしさを再認識しました。 演歌、民謡、着物…いろいろなものを大事にして異国の文化を取り入れなきゃいけない、ということを教えてもらい、私の原点になっているひとつです。私の幹は、やっぱり演歌。その幹を大切にしながら、これからもいろいろな音楽に挑戦していきたい」と話した
さらに、山口は熱烈なサッカーファンとしての一面ものぞかせた。現在メキシコで開催中のワールドカップや日本代表について話題が及ぶと、発表会と日本チームが出場する試合時間が重なることから「サッカーサポーターの友だちは今日誰も来ないんですよ。みんないつも来てくれるのに誰一人として来ないんですよ(笑)」と、苦笑い。
そして「サッカーも音楽もチームプレー。誰が欠けてもダメなので」と、自身の経験と繋げながらチームプレーの重要性を話した。
最後に、「もしサッカー選手ならどのポジション?」と質問が飛ぶと、「背が小さいので、いつもフォワードなんですよ。みんな油断するから(笑)。でも本当は、ミッドフィールダーかもしれないです。ディフェンダーの性格ではないし、フォワードほど前に出るタイプでもないので…性格的には攻撃的ミッドフィールダーかな」と笑顔を見せていた。

実直に、演歌歌手として歩み続けてきた四半世紀。気持ち新たに歌の道を歩き始めた山口の挑戦はまだまだ続く。
NEW RELEASE!!
2026年6月17日発売
山口ひろみ「三江線」

「三江線」
作詞:麻こよみ 作曲:弦哲也 編曲:南郷達也
c/w「夜桜恋あかり」
作詞:本郷ひかる 作曲:山口ひろみ 編曲:遠山 敦
テイチクエンタテインメント TECA-26029 1,700円(税込)


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